iPhone 13の国内版と海外版の違いについて調べてみた

iPhone 13が発表されたので、海外版と国内版の違いについて調べてみた。去年と同様、4機種のラインナップでホームページで公表されてる部分から読み取れる範囲でまとめてみた。

昨年発売されたiPhone 12についてはこちら

iPhone 12の国内版と海外版の違いについて調べてみた

目次

調べた海外版は?

今回調べたのは、日本、アメリカ、香港、台湾の機種について。詳細なスペックは下のリンクから。

iPhone 13 Pro / iPhone 13 Pro Max(日本)
https://www.apple.com/jp/iphone-13-pro/specs/

iPhone 13 / iPhone 13mini(日本)
https://www.apple.com/jp/iphone-13/specs/

iPhone 13 Pro / iPhone 13 Pro Max(アメリカ)
https://www.apple.com/iphone-13-pro/specs/

iPhone 13 / iPhone 13mini(アメリカ)
https://www.apple.com/iphone-13/specs/

iPhone 13 Pro / iPhone 13 Pro Max(香港)
https://www.apple.com/hk/en/iphone-13-pro/specs/

iPhone 13 / iPhone 13mini(香港)
https://www.apple.com/hk/en/iphone-13/specs/

iPhone 13 Pro / iPhone 13 Pro Max(台湾)
https://www.apple.com/tw/iphone-13-pro/specs/

iPhone 13 / iPhone 13mini(台湾)
https://www.apple.com/tw/iphone-13/specs/

電波(5GとLTE)について

国内でも徐々に5Gで接続できる場所も増えてきたので、国内版と海外版のiPhoneで違いがあるかは気になるところ。5Gのsub6については、日本で使用されているバンドn77(ドコモ、au、ソフトバンク、楽天)、n78(ドコモ、au)、n79(ドコモ)は、今回調べた全てのモデル(日本、アメリカ、香港、台湾)で対応しているので、どれを買っても違いはないみたい。去年と一緒やね。超高速のミリ波についても、去年と同様アメリカ版だけでそれ以外の国のiPhone 13はミリ波のアンテナが付いてないし、日本とミリ波のバンドが違うので国内ではどれも使えないね。

次にLTEのバンドについて、去年は国内版でも機種によってはバンド11に対応してないものもあってどうなるかと注視してたけど、今年は国内版の4機種には対応バンドの違いはなし。よかったよかった。今年の海外版では、香港、台湾は去年のiPhone12と同じで、バンド1、3、8、18、19、26、28、42に対応。国内で使われてるバンド11と21には対応してない。去年と異なるのはアメリカ版で、iPhone12では対応してなかったバンド11と21にも対応してるので、国内版とアメリカ版のiPhone 13シリーズは、4GのLTEについて言えば差はなくなってる。

SIMスロットについて

今年のiPhone 13シリーズは、デュアルeSIM対応になった。なので、日本やアメリカ、台湾等iPhone 13シリーズは、物理SIMだけeSIMだけ物理SIM+eSIMのデュアルeSIM+eSIMのデュアルの4パターンの構成が取れるように! 昔はeSIMに対応しててもそんなにって感じだったけど、対応キャリアが増えてきたので便利な気がするね。で、例年、物理SIMスロットが2つある香港版は、去年のiPhone12と同様、miniについては台湾と同じモデル「A2628」なので、SIMスロット1つで、eSIM対応。物理SIM、eSIM、物理SIM+eSIMのデュアル、eSIM+eSIMのデュアルの4パターンに対応やね。で、香港版のiPhone 13、iPhone 13 Pro、iPhone 13 Pro MaxはデュアルSIM対応。eSIMについては記載がないので対応してなさそう。
物理SIMカードを2枚使いたい人は香港版のiPhone 13、iPhone 13 Pro、iPhone 13 Pro Maxの3択ですねぇ。

シャッター音、Suicaについて

日本版と違って海外版はマナーモードにすればシャッター音がならない。これは海外版を買うメリットだよね。あと、iPhone8以降は海外版でもSuicaが使えるようになったので、例年通りならiPhone 13シリーズでも使えるはず。

付属品について

去年からACアダプタが付属しないようになったから、付属品はLightningケーブルだけなので違いはない。

まとめ

現時点ではまだ海外版を現地に買いに行くのが難しいし、個人輸入で買うとなるとアメリカ版か香港版が入手しやすそうだけど、今年に入ってから国内でもキャリアのeSIM対応が進んできたので、無理に香港版を買う必要はないかなー。アメリカ版ならアンテナは4Gも5Gも国内版と違いはないし、その他の機能も特に違いはない上にシャッター音がならない。
と、いうわけで、シャッター音がならない海外版のiPhone 13シリーズを買うなら、今年はアメリカ版がベスト!