ffmpegのオプションまとめ

2020年11月24日

動画データの容量がHDDを圧迫するようになったので、ffmpegでh265に圧縮するためにオプションをいろいろ調べたのでメモ。

Macでffmpegをインストールするのは下の記事を参考に

Homebrewをインストールせずにffmpegを使用する方法

目次

ビデオコーデック

H.265(HEVC:High EffiencyVideo Coding)

ソフトウェアエンコード。ソースやプリセットにもよるけど、MacBook Pro 16インチのCore i9で少なくとも実時間の2倍ぐらいは必要な感じ。発熱とバッテリーの消費がとんでもないので、電源必須。

-codec:v libx265

Macに搭載されたハードウェアエンコーダ(Apple T2チップ)を使用。残念ながらCRFの指定はできず、ビットレートの指定のみ。Touch Barの上部分が熱くなるけど、CPU使用率は低い。ビットレートを上げないとクオリティがあまり良くないので、自分にとってはあまり使えなかった。

-codec:v hevc_videotoolbox

H.264

ソフトウェアエンコード

-codec:v libx264

Macに搭載されたハードウェアエンコーダ(Apple T2チップ)を使用

-codec:v h264_videotoolbox

CRF(constant rate factor)

固定品質(CRF)の値(0〜51の間)を設定する。「0」はロスレス、「51」は最低画質。H.265のデフォルト(指定しない場合)は「28」、H.264のデフォルトは「23」。

-crf 28

※ハードウェアエンコーダを使用した場合はCRFの指定は無効。

ビデオビットレート

ビデオコーデックのビットレートを設定する。500kbps→「500k」、2Mbps→「2m」。

-vb 500k

プリセット

「ultrafast」から「veryslow」の9段階で指定し、遅いほど圧縮率が良くなる。デフォルト(指定しない場合)は「medium」。
指定できるプリセットは「ultrafast」>「superfast」>「veryfast」>「faster」>「medium」>「slow」>「slower」>「veryslow」

-preset slow

オーディオコーデック

AAC

ffmpegのエンコーダを使うときは「aac」だけでよい。

-codec:a aac

Macに搭載されたAACエンコーダを使用場合。

-codec:a aac_at

MP3

MP3でエンコード。

-codec:a mp3

オーディオビットレート

オーディオコーデックのビットレートを設定する。128kbps→「128k」。

-ab 128k

オーディオチャンネル

オーディオチャンネルを指定する。元ソースがステレオのファイルにオーディオチャンネルを「1」に指定するとモノラルに変換される。

-ac 1

参考

Tips

Posted by ucci1372