Raspberry PiでRAMディスクを使う方法

2021年1月14日

Raspberry PiのストレージはmicroSDカードなので、なるべく書き込みをしたくない。ということで、ログファイルやストリーミングのファイル等の消えても問題ないデータをRAMディスクを作っておくことにしたのでメモ。

目次

RAMディスクの作成

Raspberry Pi OSは「tmpfs」に対応していたのでそれを利用する。厳密に言うとRAMディスクではない?みたいだけどね。まずは実験。ディレクトリを作成してtmpfsをマウントしてみる。作成するディレクトリ名は「ramdisk」にしてみた。

sudo mkdir /mnt/ramdisk
sudo chown pi /mnt/ramdisk
sudo mount -t tmpfs -o size=32m tmpfs /mnt/ramdisk

これでramdiskディレクトリにtmpfsをマウントできたはず。ファイルを読み書きできるかどうかを確認する。

起動時に自動マウントさせる

次に起動時に自動的にマウントするように設定を変更する。自動マウントさせるには、/etc/fstabのファイルを変更する。

sudo vi /etc/fstab

viで開くと、下のようなファイルになっている。

proc            /proc           proc    defaults          0       0
/dev/mmcblk0p6  /boot           vfat    defaults          0       2
/dev/mmcblk0p7  /               ext4    defaults,noatime  0       1
# a swapfile is not a swap partition, no line here
#   use  dphys-swapfile swap[on|off]  for that

この設定ファイルに下の設定を追記する。

tmpfs /mnt/ramdisk tmpfs defaults,size=32m 0 0

今回追記した設定は、マウントするデバイス(tmpfs)、マウントポイント(/mnt/ramdisk)、ファイルシステム(tmpfs)、オプション(ファイルサイズ32MB)等で、追記したら保存して再起動。

まとめ

これで完成。消えてもいいログファイルとかをおいておくには最適やね。

参考